12月13日 秦野の「新月伐採」後の現場見学会 ― 先月お邪魔した製材の「市川屋」さん・藤沢の「エコハウス」さんのお仕事の見学会に、「アトリエContinue」さんを通して、おまけで私も参加させていただきました。ご案内は、秦野森林組合さん。

車は秦野の山中へ。舗装された林道をしばらく登り、途中で下車。林道脇の傾斜面を登ること3~4分。落葉のふかふかの地面に足をとられながら見上げると、突如、霧のなかに杉・ヒノキの森が遠く高く広がっていました。
あいにくの冷たい雨の後でしたが、かえって、初めてみる間伐の現場は雨に濡れ、凛とした静けさと冷気、上にかかる霧で、山に宿るもの・澄み切ったものを感じました。
新月の前6日間、2人で間伐をされたとのこと(記憶が正しければ)、目の前に大木が何十本も葉枯らしのため横たわっていました。

予想以上の急斜面は、立っているだけで足元がすくむ怖さ。
この急斜面でこの大木を、かなりのペースで伐採していく作業を想像すると、いかに熟練の技を要し、いかに危険と隣り合わせで、いかにコストも要するか・・。「神奈川県産材」という一言のその後ろにあるものを、素人ながら初めてずっしり実感しました。
森林組合では、神奈川県産材で家を建てる施主さんが実際の伐採の現場を見たり、はじめの刃を入れることも可能、と伺いました。自分の家を支える木を、山から伐りだす瞬間を目にしたら、その後の暮らしは「木とともにいる」感覚ではないかしら・・と勝手に想像。
山を降りて、2年前に新月伐採をした木の置かれている製材所へ。普通の伐採であれば、腐りや虫食い、割れが生まれるはずなのに、すでに二度の梅雨を越して挽かれた木肌は、桜色ともサーモンピンクとも言える、本当に柔らかな色の木肌でした。

素人は「Link! 新月伐採・ノイモントホルツ (独)Neumond(New moon) Holz(Cut down timber)」という響きに、神秘的なものを感じるばかりでしたが、実際にプロのお話を聞き目にすると、まだ裏づけのない科学的根拠にまさるものを感じました。
家づくり・木材のプロの方ばかりの間で、正直、素人の基本的な質問をするのは躊躇して、お話を伺うだけでしたが、理解できる範囲で本当に貴重なものを目にし耳にさせていただきました。市川屋さんをはじめ、ありがとうございました。



