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湘南建築工房一級建築士事務所さんへお邪魔しました

季節はずれの暖かな陽射しの昨日、メールを下さった「湘南建築工房一級建築士事務所」高野さんへお話を聞きに伺いました。

久しぶりの江ノ電!平日に乗るなど初めて。江ノ電って空いていることもあるのか!と驚きながら、のんびりムードに春の陽射しです。
稲村ガ崎駅に到着すると、湘南の潮の匂いです。駅から山の方へ約10分登ると、高野さんの事務所はありました。いい、何ていいロケーションなんだ。湘南の海と山の穏やかさと、ほんの少し昔ながらの空気が絶妙に相まって、溶け込むようにたたずむ、一見離れのような木造の高野さんの事務所です。

伝統工法の建築士高野さん「木材のよしあしは、鑿をいれればすぐに分かる」と、もとは大工さんと伺って納得しました。家づくりは「外から内まで、とことん自然素材」。無垢の木材、漆喰、珪藻土、、手刻みの職人さんとともに、本当の意味で健康で環境に負荷をかけない家づくりを考えているそうです。

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事務所にも、廃材利用のしぶくおしゃれな薪ストーブが置かれて、環境意識の高さがお話の端々から伺えます。
地元神奈川県産材の活用を進めたい、との思いも「いかに木材運搬過程でCO2を出さず(ウッドマイレージ)、木材の地産地消につなげた家づくり」を考えてのこと。

良い品質の県産材をどう確保し、県産材を使った家づくりの意義をどう施主さんに勧められるか、多方面に出向いて研究されています。

価格面では、他の木材生産県の木材と比較しても遜色なくなっている一方、
率直に、天然乾燥された品質の良い県産材を、寸法・工期に適うように確保するのは、現状ではなかなか難しい、とのお話でした。県内の県産材の流通システム・天然乾燥の技術・品質の向上において、やはり行政(神奈川県)の取組が大きく影響しているのではないか、という印象だそうです。

これまで使う機会の多い奈良・吉野の木材。さすがに木材生産県の流通システムは、いろいろな意味で「無駄がない」ようです。
地元の木材を積極的に使いたいと考える、高野さんのような若手の建築士さんたちのニーズと、県産材の流通システムがうまく合致したら、どれだけ山の整備につながるだろう、と素人の私には勿体なく思えてなりませんでした。

事務所の木材にも県産材を使って、経年変化を研究されている高野さん。地産地消ならではの県産材利用のメリットを見出すことが、ひいては地元の山の整備、環境負荷の低減につながると、前向きに考えておられました。

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湘南育ちの高野さん、波乗りは卒業?して今はモリをかついで「素潜り!」だそうです。写真は八丈島の深海の石(拾ったどー?)とのこと。深海の似合う海の男さんです。

帰りは、江ノ島まで車で送ってくださった途中、建築第一号のおしゃれなアパートに寄ってくださいました。酸化鉄を混ぜた漆喰がいい味のピンクに発色した壁。湘南に、はまっています。海外遍歴で会得した各地の建築技術と日本の伝統工法、両刀づかいで家づくりをされているようです。ながながとお邪魔しました。ありがとうございました。江ノ島でお別れして、たまには海を眺めて帰ることにしました。海辺のベンチで西日に光る波をぼけらーっと見ているだけで、仕事も忘れて良い気分。。あぁ今日はいい一日でした。

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