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2008年05月28日

県外で人工乾燥 - かながわ木の家ネットさん

先日、神奈川木材センター・かながわ木の家ネットさんから、お写真がとどきました。

いただいたメッセージ(一部編集)を、記載させていただきます。
「神奈川県の補助事業で、試験的に弊社が桧の原木を購入し、弊社の取引先の四国松山の製材所で割れのない乾燥した製品を作りました。芯割れもほとんどなく、とてもいい製品ができました。
注: 「E90 D20」表示 : 「ヤング係数90以上、含水率20%以下(ほぼ10%)」 です。一本の切り口の含水率は13.2%でした。

神奈川県産材 かながわ木の家ネット

2008年04月23日

製材所・石田木材さんへお邪魔しました

きらくなたてものやさんにお邪魔した21日午後、メールを下さった「石田木材」さんへ。
新松田駅から歩いて数分、丸太の積まれた製材所の前で、営業・石田さんが迎えてくださいました。
製材所・石田木材さんへお邪魔しました

「県内で、ヒノキの扱い量は一番多い」と社長の石田さん。敷地に入るなりスーッといい香りが鼻に流れてきたのはそのせいです。
午前中に挽いたというヒノキ。「ヒノキは乾燥が早い」とおっしゃるとおり、この日は初夏のような天日の下、表面はもうしっとり感がだいぶ薄れているようでした。サーモンピンク、淡い桜色が本当にきれい。

「県産材1本挽いてみましょうか」丸太を機械に乗せ、轟音とともに白太(辺材・外側)部分が挽かれていきます。何度か側面を替えて、このときは芯材(内側)から梁が生まれました。大きめに挽かれた梁は、これから乾燥(石田木材さんは天然乾燥)させ収縮が起きた後で、もう一度寸法に合わせて挽かれます。
製材所・石田木材さんへお邪魔しました

今年から「県産材利用・檜の家」(オール桧)をスタート。
でも・・「オール檜づくりの家・・高いですよねぇ・・。手が出ない」― 私。ところが、
「それは間違い!」と声をそろえて石田ご両人。檜を勧めてもやはり「高いでしょう?」と言う施主さんに見積を見せると「言うほど高くないんだねぇ!」と驚かれるそう。
「家を支える木材、その木材費は総建築費の約15%。ヒノキにしたから総建築費が急に高くなることはないです。強くて長持ちヒノキをお勧めします」とのことでした。

主に南足柄の県産材を扱う石田木材さん。地元の風土で育った木材を地元で使うことが、何より木材にとって自然なこと。それは支える家にも、そこに暮らす人にも自然なこと。もっと地域の木材を知ってもらおう ― これからを担う営業・石田さんの前に前に進む勢いを感じました。5月には、新しいWebサイトがお目見えです。

伝統工法 建築士・きらくなたてものや(日高さん)へお邪魔

「職人がつくる木の家ネット」で拝見。 以前森林組合で「鎌倉に県産材を使う伝統工法の設計士さんがいる」と耳にしていて、もしやと日高さんにご連絡・21日お邪魔しました。事務所を兼ねたご自宅は、The 木の家。木でつくった家・空間というより、木のなかに家・空間があるようにさえ感じました。

日高さんは、主に吉岡木材さんからの神奈川県産材と、埼玉県産材で伝統工法の家づくりをされています。「建主直営方式(基礎・外装・内装など種別工事ごとに建主が業者と直接契約をする方式)」を採る日高さんは、建主と作り手のお互いの顔・仕事が見える家づくりを重視されています。
県産材を使う理由も、ここにあり。家を支える「木材の顔」も見えるべき - どこの山の何の木で、どうやってこの家に来たのか、が見えること。それには、地元の山でとれた木材がうってつけということで、県産・地域材をお使いになっているそうです。
「県産材・地域材が決して高いわけではないし、入手が大変なんてこともないですよ」とのことでした。

伝統工法 建築士・きらくなたてものや(日高さん)へお邪魔しました

一方、施主さん側からも地元の木材を希望されることが増えているとのこと。日高さんに家づくりを依頼する施主さんは、そもそも「伝統工法」での家づくりを希望する方が大半で、同様の依頼が確実に多くなっているそうです。このことは、他でも聞いていて、その年齢層が「30~40歳代」中心、という点も一致していました。
それに伴い、熟練の技をその腕に染み込ませてきた職人さんが、存分に腕を振るう機会が増え、呼応するように、大工・左官など伝統工法の作り手世界に飛び込む若い世代も増えているそうです。

町づくりのコンサルティングを経て、「伝統工法」の設計の道を選んだ日高さん。日高さんが投げる伝統工法の家づくりという石から、建築士・作り手・建主・家・職人文化・地元の木材・山・・という波紋がゆらり広がっているように感じます。先の先を見る人の目と、大きなケヤキの柱は少し似ていました。長い時間ありがとうございました。

2008年02月16日

製材所・吉岡木材さんへお邪魔しました

建築士会の福岡さんからご紹介されて、15日厚木の吉岡木材さんにお邪魔しました。
広い広い敷地の向こうには、雪をかぶった山々が見えました。

吉岡木材さんで扱う木材は「天然乾燥・神奈川県産材100%」。 先代から、地元の手刻みの大工さんを中心に県産材の注文に応じるため、製材をしてストックされています。そのため、県産材の注文が入ってから納品までが早い!そうです。

製材所・吉岡木材さんへお邪魔しました

吉岡さんは県産材について 「地元に木材があるから、地元で使う」 。
途中、お母さまもお話してくださって「木材にかぎらず、地元で使うものは地元で育ったものが一番自然」。地産地消、言葉は大仰だけれど、いたって自然なこと。

一方で 『関東の木は、寒い地方と暖かい地方の平均的な良さを兼ね備えている』 とのこと。プロの目から見て、神奈川の木材も他県産に決して見劣りしないそうです。

「熟練の大工さんは、木の『節穴』に梅の枝を切って詰めて塞いでいた」 「ヒノキは神様の住まいに使うものとされていて、今のように総ヒノキ造りの家に住む、ということはあまりなかった」 ・・・。山と木と職人さんのなかで仕事をされてきた吉岡さんの、何気なくいいお話でした。(「ヘビ退治も担当!?」の吉岡さん)。

「木を使い切る」 吉岡さんは、杉の「樹皮」などの炭焼きに取り組まれているそうです。「樹皮」の炭焼きはなかなか無いそう。確かに、樹皮の木炭て見たことがありませんでした。

途中、関東森林管理局の伊藤さんが市況調査に来られて、お仕事にも関わらず、国有林のお話も聞けました。ありがとうございました。
帰りのバス停、冬のほんわかした陽射しのもと、ベンチに座って、あー いい空気。

2008年01月26日

神奈川県森林組合さんへお邪魔しました

ご紹介いただいた神奈川県森林組合・井出さんへ、先週 お邪魔しました。
毎度の緊張と一緒に、このときとばかりに 山積み質問を抱えて出かけましたが、
1つお聞きすると、3つお話をしてくださる井出さんのお話に、すっかり緊張はとけ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。ありがとうございました。
「木は難しいし、おもしろい」―井出さん

遅くなりましたが、県産材Questionページに整理できました。こちらをクリックしてご覧ください。

2008年01月13日

番外編 新月伐採 「木とつきあう智恵」

12月の新月伐採見学会(12月14日レポート↓↓)でお聞きした、「木とつきあう智恵」Erwin Thoma 図書館で借りて読みました。森や木材を知らない私でも、読みやすい。
番外編 新月伐採 「木とつきあう智恵」

2007年12月21日

建築士会・福岡さんへお邪魔 Jパネル(三層クロスパネル)

今日は、星野土建さんからご紹介いただいた、神奈川建築士会建築環境部会長 福岡真木子さんのところへお邪魔しました。
ご自身、化学物質にアレルギーをお持ち。珪藻土、木材などの新しいものを扱う際には、ご自分が「実験台」。身体を張った「実験好き」とのことですが、消費者にはなんとも心強い。

気づけば2時間もお邪魔(失礼しました!)して、特に福岡さんが
神奈川県産材(間伐材)の活用を期待されている【Jパネル(三層クロスパネル)】について、興味深く伺いました。福岡さんが関心を持たれているのが、静岡県の「丸天星工業株式会社」さんのJパネル。物欲しそうな?視線をしていたであろう私は、見本まで頂戴しました。下記写真です。
建築士会・福岡さんへお邪魔 Jパネル(三層クロスパネル)<br />

建築士さんは「一級建築士」「二級建築士」「木造建築士」がいること、さらに規定の条件を満たし登録機関に認められる「専攻建築士」についてなどなど、
一般消費者にはなじみのない内容ながら、実は、家を建てるときに「要チェック」です。ありがとうございました!

2007年12月14日

秦野・新月伐採現場 見学

12月13日 秦野の「新月伐採」後の現場見学会 ― 先月お邪魔した製材の「市川屋」さん・藤沢の「エコハウス」さんのお仕事の見学会に、「アトリエContinue」さんを通して、おまけで私も参加させていただきました。ご案内は、秦野森林組合さん。

秦野・新月伐採現場 見学

車は秦野の山中へ。舗装された林道をしばらく登り、途中で下車。林道脇の傾斜面を登ること3~4分。落葉のふかふかの地面に足をとられながら見上げると、突如、霧のなかに杉・ヒノキの森が遠く高く広がっていました。

あいにくの冷たい雨の後でしたが、かえって、初めてみる間伐の現場は雨に濡れ、凛とした静けさと冷気、上にかかる霧で、山に宿るもの・澄み切ったものを感じました。
新月の前6日間、2人で間伐をされたとのこと(記憶が正しければ)、目の前に大木が何十本も葉枯らしのため横たわっていました。

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予想以上の急斜面は、立っているだけで足元がすくむ怖さ。
この急斜面でこの大木を、かなりのペースで伐採していく作業を想像すると、いかに熟練の技を要し、いかに危険と隣り合わせで、いかにコストも要するか・・。「神奈川県産材」という一言のその後ろにあるものを、素人ながら初めてずっしり実感しました。

森林組合では、神奈川県産材で家を建てる施主さんが実際の伐採の現場を見たり、はじめの刃を入れることも可能、と伺いました。自分の家を支える木を、山から伐りだす瞬間を目にしたら、その後の暮らしは「木とともにいる」感覚ではないかしら・・と勝手に想像。

山を降りて、2年前に新月伐採をした木の置かれている製材所へ。普通の伐採であれば、腐りや虫食い、割れが生まれるはずなのに、すでに二度の梅雨を越して挽かれた木肌は、桜色ともサーモンピンクとも言える、本当に柔らかな色の木肌でした。
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素人は「Link! 新月伐採・ノイモントホルツ (独)Neumond(New moon) Holz(Cut down timber)」という響きに、神秘的なものを感じるばかりでしたが、実際にプロのお話を聞き目にすると、まだ裏づけのない科学的根拠にまさるものを感じました。

家づくり・木材のプロの方ばかりの間で、正直、素人の基本的な質問をするのは躊躇して、お話を伺うだけでしたが、理解できる範囲で本当に貴重なものを目にし耳にさせていただきました。市川屋さんをはじめ、ありがとうございました。

2007年11月27日

プレカット・市川屋さんへお邪魔しました

遅くなりましたが、プレカット・製材所 見学レポート 11月13日 in 厚木市七沢

厚木市の「アトリエContinue」のご紹介で、プレカット・製材 「市川屋」さんを見学させていただきました(Continue の小島さんとも初めてお会いして、一層緊張)。
七沢の山近く、広い敷地と天井の高い製材所は、初めて目にする光景。入口に立つだけですでに圧倒されました。
プレカット・市川屋さんへお邪魔
ほんの数十年前まで、家を建てる木材を、裏山で伐ってきた暮らしがあったこと。
自分の家を支える木材が、どこの・何の木なのかを、そこに暮らす家族が当たり前のように分かっていたこと。杉を木材にすれば、樹皮は屋根に葺いて、あますところなく使っていたこと・・。人と山と森がずっと身近にあった時代が目の前に広がりました。


巨大!な原木から樹皮を剥ぐ光景、天井高く積み上げられた木材、とにかく目にするものが「非日常」の風景で、現実感がない気さえしました。

市川屋さんは、プレカットを中心にされていて、近々乾燥機も導入の予定と伺いました。神奈川県産材は全体の1割程度とのことながら、100%県産材で家を建てる用の木材も準備されていました。長い時間ありがとうございました。

2007年11月24日

森林循環フェア(神奈川県産材フェア) 見学

遅くなりましたが、県産材フェア 見学レポート 11月11日 in 川崎アゼリア

人通りの多い地下、広いスペースをとって開催。行政・建設会社・工務店・建築士・NPO各方面の取り組みが展示されていました。

フェア全体について、一消費者の率直な感想は、
「あえて立ち止まって目を留めよう、と 思いにくい展示」 の感がありました。
森林循環フェア(神奈川県産材フェア) 見学
「木材・県産材」は、
開催側の方には、日々近くにある存在。
一般消費者には、普段目にすることもない遠い存在。

「展示する側・見る側(消費者)の距離感が埋まることなく 展示されている」
印象を受けました。