

県産材サイトの考えるキーワードは、「山と森、川と海。そして暮らし。」 「ウッドマイレージ・Wood Mileage削減」 「ストップ温暖化」 「人と木の家。健康な家づくりに、地元でとれた木材」。
神奈川県産材は、 『津久井・愛川町・厚木・秦野・伊勢原(丹沢)・小田原・足柄・箱根・鎌倉・葉山 』 地域を中心に、各地域で伐採されているそうです。◆勉強中◆

伐るべき木は山ほどあるのに 「100%神奈川県産材で家を建てる」ことは難しい?
これは、これまで「県産材が知られていない」など様々な理由で、『木が伐れない・県内に県産材が流れにくかった
』 ことが大きな原因だそうですが、昨今
県産材が積極的に使われ始めて、状況は少しずつ変わってきているそうです。県産材をあつかう工務店・設計士・建設会社・神奈川県森林組合にご相談ください!
ご参考:Link! 神奈川県 かながわ森林・林材業活性化協議会

神奈川県の森林は県の面積の約4割、約95,000haです。
県産材は主に、そのうちの人工林(Link!)で育った「杉・ヒノキ」です。

神奈川県産材は、伐採をした木「生材」(乾燥前の状態)では、他の国産材にも引けをとらないそうです。(注)
時に、プロも驚く良質の生材が、神奈川の森から出るそうです!
課題はその後の「乾燥の具合」とのこと。
これは神奈川県に限らず全国多くの現場の課題。
Link!「木材の品質って?」について
Link!「乾燥と含水率」「乾燥の具合」について
(注)「樹齢の大小」は、また別の比較基準。
木造住宅で、木材の費用の割合は、総建築費の10〜20%程度(平均)だそうです。
構造材(柱・梁・桁など)・造作材(敷居・鴨居など)を含む。
家を支える費用にしては意外に安い?
◆木材費用にお金をかけても、総建築費は極端に高くならない、と言えるそうです。
住宅の建築にあたり消費者(施主)に向けて、現在、神奈川県森林組合では1棟あたり「5万円福袋相当分柱(県産木材)プレゼント」を実施しているそうです。
プレゼントには、いくつかの条件があるそうです。詳しくは下記森林組合サイトでご覧ください。

木材の単位は「立法メートル」。 木造住宅1軒で使う木材は原木で「20立方メートル前後」とのこと。20立方メートル??・・どのくらい?
そこで、多くを占める 『柱』は何本?『1坪あたり2本』=『35坪の家だと70本前後』だそうです。※木材は柱以外でも使われます。
『木造住宅1軒で使う木材で、森はどのくらいの面積が間伐されますか?』
とお聞きしたところ、県森林組合さんは
『・・・うーん。それはさ、その森にどの位木が植わっているか、とか 伐採する木の太さとか、森によっていろいろだから、一概に言えないでしょう?』とのお答え。
確かに確かにそのとおり。妙な質問をしたものです。
神奈川県森林課では、「県産木材の樹齢」について詳しいデータは特に無いため、
「2005年・間伐をして木を運び出した事業」を教えてくださいました。
それによると「樹齢56年以上の木が最も多かった」ようですね。
でも「間伐(Link!)」にしては樹齢が大きい?
では、次に「県産材と間伐材?」へ。
『神奈川県産材は、そのほとんどが間伐材』だそうです。
でも「間伐材」というと、樹齢の若い木?
「間伐」を若い時期の「間引き」の意味だけでなく、ここでの「間伐」は「皆伐」に対比して使われているようです。本当は、最近使われない「択伐」という言葉が最適のようです。
「皆伐」:ある伐採地域の立木を、すべて伐採すること。
通常、木の生命活動が弱まる『秋〜冬』に伐採するそうです。
冬に伐採すると、木材の「狂い・割れ・腐りが少ない』、ことが日本やヨーロッパで昔から言われていたそうです。
さらに、10月中旬〜1月末のあいだの「下弦の月〜新月前日」に伐採する『新月伐採(ノイモントホルツ)』が、木の伐採には最適だとして、各地で盛んになっているようです。
ちなみに、ノイモントホルツは 『Neumond Holz(独語)』 で、英語にすると 『New moon/Cut down timber』=『新月伐採』 となるようです。

『新月伐採(ノイモントホルツ)』の高まりは、オーストリアのエルヴィン・トーマ(Erwin Thoma)さんの本が発端のようですが、日本でも昔から「木は闇夜に伐れ」と言われていたそうです。
この新月伐採、日本での高まりは、神奈川県が始まりともお聞きしました。
左の写真は、新月伐採見学の時に拝見した木材です。詳しくは「Link! 県産材現場レポート」をご覧ください。
木材の品質は「含水率・強度(ヤング係数E・曲げ強度F)」がキーワード。

| 含水率 | 木材に含まれる水分の割合※ |
| ヤング率E | 木材のたわみにくさ |
| 曲げ強度F | 木材の壊れにくさ・粘り |
※含水率100%とは「木の乾燥部分重量=水分重量」
※このほかにも強度の基準・節による等級など、様々な品質要素あり。
木の含水率はもともと40〜300%(樹種・樹木により様々)。
通常、伐採をした木は、「天然乾燥」または「人工乾燥」をして含水率を下げます。
高い含水率⇒割れ・反りが多発する
含水率が下がる⇒強度が上がる
木材は含水率30%を境に「収縮」が始まり、芯部・表面に割れ・反りが起こるそうです。芯部分が20%前後まで下がるとほぼ収縮が収まるそうです。
乾燥工程で、特に芯部分の割れを最小限にするため、割れを見えない部分に集中させる「背割り」などの工夫もあるそうです。
昨今、木材(建築材)の含水率・乾燥が重視されているのは、
| 従来 |
|
| 昨今 |
|
という背景があります。
天然乾燥と人工乾燥はどう違う?
| 天然乾燥 |
|
| 人工乾燥 |
|
天然乾燥と人工乾燥はどちらがいい?

| 天然乾燥派 | 人工乾燥派 |
| 「手刻み」では、「プレカット」ほど「低い含水率」は求めない。 緩やかな乾燥が木にもいい。また、ある程度の含水率がある方が、木に「油分」が残り粘りが出る。 |
特に「プレカット」では、「充分な含水率の低下」・「一定の条件下での乾燥」が必要。 建築工期が短い現在は、人工乾燥が欠かせない。 |
県産木材の生産にかぎらず、「水源」としての森・動植物の山・森を回復し守るため、神奈川県の多くの取り組みがあります。詳しくはLink!先をご覧ください。
Link! 水源環境保全・再生施策
Link! 水源環境保全5か年計画
Link! 水源環境税
Link! 森林再生50年構想
Link! 丹沢大山自然再生基本構想
神奈川県では通常、山・森で林業家さん・山主さんが伐りだした原木が、神奈川県森林組合・原木市場(秦野市)に持ち込まれるそうです。
市場で取引されて製材所へ。各用途に挽かれた木材は、木材市場・工務店・建設会社へわたり、住宅や建物のかたちで私たち消費者(施主)のもとへ。
以前お邪魔した家具職人さんの会は、ご自分たちで原木を挽いて乾燥させることもあると、工房に乾燥中の木材が立てかけられていました。